マーケティング(貸し会議室)
貸し会議室のマーケティングについて、詳しく説明していきたいと思います。
大まかな流れ
自分でやりたいエリアを絞り込み、そのエリアに対してポータルサイト等を利用してマーケティングを行い、予想収益を算出、算出された収益で今後の戦略となる物件予算等を決めていく流れでした。
エリアの絞り込みについて
貸し会議室を運営する上で最も重要な箇所とも言うことが出来ます、ここを見誤ると今後の戦略に大きく影響していきます。
もうある程度ニーズが開拓されいてるエリアについては、稼働当初からある程度の収益が見込まれますが、競合も多くなります。逆にまだほとんど貸し会議室の無いエリアを狙っていくと、ニーズの開拓に時間がかかるのと、ニーズ自体が無い可能性もあります。
ただし、貸し会議室のニーズは極めて多様で、
- 会議
- 商談
- 面接
- 作業スペース
などと比較的創造しやすいものから、
- 教室
- 撮影会
- 余興の練習場
- ゲーム会
- ワークショップ
- 運動するためのスペース
などなど多様なニーズがあり、必ずしも企業の近くでなくても色々なニーズがあります。
最初は自分の思いで始めてみてもいいと思います。何度かマーケティングとシミュレーションを繰り返して、勝算が見えてきたら立ち上げに動くという流れでも問題ありません。
ポータルサイトでの検索の仕方
ポータルサイトでは以下のように検索してください(画面の操作については2020年4月時点の内容になります)。
①各ポータルサイトにアクセスする。
②エリアの目的の場所(基本は駅名)を入力し、検索する。
③対象の用途を貸し会議室に絞り込みを行う。
違う用途でレンタルスペースする際はその目的に合わせた用途を選択する。
補足:SpaceMarketでは「会場タイプ」、Instabaseでは「用途」、
Spaceeでは「フィルター」→「用途」
④駅から近い順に情報を収集する。
スペース名、駅からの距離、広さ、住所、料金(体系)、稼働率、営業時間
などの情報を一覧に入力する。
⑤収取した情報をまとめる。
収集した料金(体系)、稼働率などから想定売上値を算出する。
⑥自分のシミュレーションを比較する。
経費情報(電気、水道、ガス等)と家賃、共益費、インターネットにかかる料金、その他費用から、どの程度の家賃であれば、どの程度損益が出るかを算出する。
既に物件検索をしている場合は、その物件情報をあてはめるとなおよい。
さいごに、
上述の①~⑥を何度も繰り返し精査していきます。対象のエリアで、収益をあげることが難しければ、なるべく固執せず他のエリアでマーケティングするようにしましょう。
さいごに
マーケティングに終わりはありません。また情報も刻一刻と変化していきます。
他の人から聞いたオススメ情報などは、そのタイミングに限ったものであって(逆にいえばその適合条件が今も続いている可能性もありますが)、既に状況は変化していますので、自分で調査、判断する力をつけていきましょう。
また色んなエリアでマーケティングを行うことによって、改めて過去に見たエリアについても見えてくることも多々ありますので、諦めず続けていくことが大事です。