コロナウィルスの影響
今も猛威をふるっているコロナウィルスですが、貸し会議室への影響も無視出来ないものがありました。
今回は稼働実績から、コロナウィルスがどのように貸し会議室運営に影響を与えたのかを分析していきます。
コロナウィルスの影響による稼働実績
まず最初にお伝えしておかないといけないのが、統計データを取得している訳ではなく、あくまでうちの出している貸し会議室の実績の変動から、その影響度と理由の分析を実施していきます。
まずはコロナ以前
コロナ以前の稼働実績について、まずは説明します。
*オレンジ色が予約が入っている時間になります。
*黒く塗りつぶしている箇所は予約者の氏名等が入っています。
[ 2月 第1週 ]
[ 2月 第2週 ]
[ 2月 第3週 ]
実は2月のこの時点では、過去最高値が出るのはと期待をしていました。
この時コロナウィルスがどちらに作用するかは分からず、テレワーク的な利用で稼働があがるという話しも出ていました。
コロナ以降
ここでは「コロナ以前」と「コロナ以降」をコロナウィルスが見つかったタイミングではなく、日本国内の企業側で色々と対応を取り始めたタイミングを軸として使用します。
[ 2月 第4週 ]
少し稼働が落ちました。休日への影響が大きく、平日は若干落ちる程度かなと考えていたところ、
[ 3月 第1週 ]
衝撃のこの結果。。。
稼働実績に対する分析
実はうちの会議室を公開したその週から7、8件の予約が入るような状態で、ここまで低い稼働は見たことがありませんでした。明らかにコロナウィルス拡大に対する影響が出ているものと考えることが出来ます。
またサンプル数は少ないものの影響発生下での予約が週の後半に偏っている傾向が見られました。
また3月は3週目以降から通常程度の稼働に落ち着きました。
補足になりますが、うちの会議室は1名利用される方も多く、諸条件がテレワーク向きではあります。
分析に対する考察
まず考えれるのがコロナウィルスに対して、どういう対応するのか、すればよいのかという手探りのフェーズがあったのでは推測されます。ウィルスに対しての調査、分析をしているフェーズと報道などが一気に過熱したフェーズがぶつかって、利用を控えるという結果になったと推測されます。
空気感染やテーブルなどにものに付着した状態からの感染などについての情報が徐々に明らかにされ、かつそれが一般的に人の目に触れやすい形で公開されることで、使用頻度の向上にあがったものと考えられます。
タイミングなどもありますし、貸し会議室自体、または貸し会議室のテレワーク利用の浸透がまだこれからというのもあるのかもしれません。
まとめ
結論として、コロナウィルスの貸し会議室への影響は限定的ではありましたが、実質的にあり、その代わり予約を不定期で入れやすい形態が幸いして、稼働率の復帰もスムーズに行われたものと考えれます。
アルコールの除菌対策を明確に行い、その旨をリスティングページなどで利用ユーザに明確に告知したりすれば、また違った結果になっていた可能性も高いと考えられます。
またこの間、トイレットペーパーやティッシュペーパーの売り切れが続いていましたが、会議室で提供しているものについて異常に減っている等ということも一切なく、利用者の方の高いモラルをうかがうことが出来ました。