貸し会議室向けの物件の見方
さて、貸し会議室に立地、金額等がマッチする物件を見つけ方について説明してきましたが、
では、その物件のどこをどのように見ていけばいいかを説明していきます。
間取り
お部屋の間取りを考える上で、非常に重要なのは以前のブログでも紹介したように
広さと金額(家賃)のバランスを考えるとことが大事です。
この金額だと時間単価いくらぐらいで貸す必要があるので、利用者を何人以上で設定する必要があると考えると、その部屋に配置しなければいけない机、椅子の数が逆算可能です。
奥行の広さ、横幅の広さ、独特な形状などによって、配置できる建具、形や数は変わってきます。
㎡数やweb掲載している間取図だけからでは配置出来る建具の数などに想定の違いが出てくることも多々あります。
そのため、実際に自分の足で行って、間取りを図りましょう。その時メジャーを必ず持って行ってください。参考までに私をこれを使っています。
持ち運ぶときにあまり邪魔にならないサイズを優先し、この長さにしています。もしサイズが気にならないのであれば、もう少し長いものを選んでもいいと思います。
一人で測ることも多いと思いますので、セルフロックがあるものを選ぶのがオススメです。
自分の置きたいと考えている建具が置ける間取りなのかを確認しましょう。
その際の注意点なのですが、キツキツになるとどうしても評価が下がります。そうなるとやはり稼働への影響も大きいので、可能な限り配置には余裕を持たせるようにしましょう。
なるべく詰め込みたくなるかもしれませんが、そこはぐっと我慢しましょう。
ただし、立地だけを最高の条件にして(駅徒歩1分とか)、狭小に多少キツキツでも入れていくというのはニーズもあるでしょうし、戦略としてはありかと思います。それ以外のところで強いメリットが取れて、戦えるのと考えられるのであれば、ありですね。
床、壁紙の色
自分の想定している建具と壁紙、床の色合いが合うのかを検討しましょう。
これは合わないのであれば、建具を変更するか、もしくは壁紙や床の色を変更することも可能です。賃貸向けのフロアシートや剥がせる壁紙などを利用していきましょう。
ただし、貼るための資材搬入までの日程、作業日程を稼働日程までに考慮に入れる必要があり、初期費用にも影響がありますので、その点を忘れないようにしましょう。
廊下の有無
廊下が有ると無いのでは、部屋の㎡数に対し、会議室として使用出来るエリアの範囲が変わってきます。
ここはメリット、デメリットが双方あります。
廊下が有る場合
基本的にはその分、会議室で使用できる㎡数が減るのがデメリットです。賃貸物件の基本として部屋全体の㎡数で、近隣の家賃相場から金額を出すので大抵の場合廊下の分、家賃が割高になっています。うまく文房具や掃除用の器具を置くのに使うようにしましょう。
メリットとしてはトイレがメインの部屋から直接接してないことがほとんどになり、利用者が使いやすくなるというメリットがあります。
どうしても会議室などから直接トイレが接している場合、トイレの使用を避ける利用者さんもいらっしゃって、長い目で見た時に利用者数、リピート数の伸び悩みにつながることがあります。
廊下が無い場合
逆にすべてのスペースが会議室として利用できること、トイレが直接会議室に接していることがメリット、デメリットとなります。
どちらがよいのか
あるゆるシチュエーションで、どちらのほうがよいというのはありません。
女性中心をターゲットとした場合、廊下があるほうを、そうでなければ無いほうを選ぶなど、ターゲットによって変えていってください。
一部のターゲットを外しても他で十分需要が取れれば、一部の需要を取りこぼすことはそれほど問題ありません。